難産!!圧倒的難産!!
自分の知識不足のせいでひどい目にあったものの、なんとかSSL証明書をインストールできた。
非常に快適だわ。
いちいち注意書き出てこないのが良すぎ。
しかも、Textasticのような公的証明書しかWebDAVに接続できないアプリも接続できた。
超絶快適です。
※注意!
ブログ主はさくらインターネットのVPS(CentOS6)での環境で行なっています。
今回の設定は下記の設定を終了したものとして書いています。
【さくら】VPSサーバーのパフォーマンスを向上させる。【DTI】
【セキュリティ】さくらVPSにファイアウォールを適用する。【iptables】
【セキュリティ】sshでのrootログインを禁止する【乗っ取り対策】
【オレオレ証明書】自作WebDAVサーバーにWindows7で接続する【Windows7】
StartSSLにアクセス
まず、無料でSSL証明書を発行してくれるありがたいサイト、StartSSLにアクセスし、StartSSL Freeをクリックする。
Certificate Control Panel.をクリック。
Sign-upをクリック。
個人情報の入力
個人情報を入力。
すべてローマ字で入力すること。
First, Last Name:名前 苗字
Complete Home Address(Street, House, Number):市町村や区、町村、番地の順
Zip, Locality/Place:郵便番号
Country:国
State/Region **:都道府県
Phone:電話番号
書き方が外国仕様。
例)0123−45−6789だと、+81−123−45−6789になる。
Email *:適当なメールアドレス。自分のメールサーバーでなくて良い。
すると登録したメールにStartSSLからコードが書いたメールが届くので、それを貼り付ける。
貼りつけたらcontinue。
StartSSLとメールでやり取り
6時間以内にメールするよ!みたいなメッセージが出てくるので、しばらく待つとメールが届く。
This electronic mail message was created by StartCom’s Administration Personnel
Thank you for registering with StartSSL! It seems that you provided us the address details of an organization. However our terms and conditions require from our subscribers to disclose the correct and complete address of residence. Please reply to this message and send us your personal details including correct phone number!
※葛葉訳
ヘイ!Youの個人情報がマジもんなのかこのメールにさっき送った個人情報を返信して証明してみてくれ!
ってことなので、個人情報を入力した時に入力したすべての情報を入力して返信する。
文章は多少違うのが届くかもしれないが、内容は同じ。
不安ならGoogle翻訳でも使ってくれればわかると思う。
自分の場合は、Hallo, XXX XXXX.(担当者)
My address is
katsushikaku kameari 1-1-1
125,0061
japan
tokyo
+81-3-1234-5678
Regards,
Kyoji Kuzunoha
すると、ブログ主の場合は、
Hello,
Is this your home address?!
と疑いのメールが届いたので、
Hello,Yes.It’s my home address.
と返したら信じてくれた。
すると、
Your request for an account at StartSSL™ (www.startssl.com) has been approved and is available during the next 24 hours at the following location:
https://www.startssl.com/?app=12&action=release&id=400399&auth=xxxxxxx
The verification code in order to continue the process is xxxxxxxx
Thank you!
とメールが届くので、長いURLをクリックする。
StartSSLへのログイン用SSL証明書の作成
StartSSLにログインするための証明書を作る。
この時に作成した証明書がインストールされているマシンでしかStartSSLにログイン出来ないので気をつける事!
暗号化セキュリティレベルはデフォルトの高でよい。
気になるなら最高にしたらいいと思う。
ブログ主は高で設定しているので、変えて繋がらない!とか言われても知りません。
installをクリックすると、そのマシンにログイン用SSL証明書がインストールされる。
Finichをクリックして終了。
Validations Wizardでの設定
今度はAuthenticateをクリック。
Validations Wizardをクリック。
Domain Name Validationを選択してcontinueをクリック。
取得したドメイン名を入力。
ここで前作ったメールサーバーが必要になる。
メールアドレスが4択だが、決められたものになっているので、前回作ったアカウント、hostmaster@マイドメインを選択してcontinue。
すると、hostmaster@〜にメールが届く。
This mail is intended for the person who requested verification of domain control at StartSSL™ (http://www.startssl.com).
Your verification code is XXXXXXXXXXX
Copy and paste this code now into the form at your open browser window.
Thank you!
アクティベーションコードが書いてあるので、貼り付けてcontinueをクリックすると、ドメインが認証されるのでFinishをクリック。
server.keyの確認
ここでいきなりVPS。
権限をrootに変更
【セキュリティ】sshでのrootログインを禁止する【乗っ取り対策】
での設定によりsshでのrootログインを禁止したので、スーパーユーザー(root)に権限を昇格させる。[kuzunoha(ユーザー名)@ ~]$ su エンターキー
rootバスワードを入力する。
[root@ kuzunoha]#
になればrootに変更された。
カレントディレクトリに移動。
[root@ kuzunoha]# cd エンターキー
カレントディレクトリに移動し、rootでログインした時と同じ
[root@ ~]#
になる。
server.csrを開く
WebDAVを設定した時に作った秘密鍵server.csrを開く。
[root@ ~]# vim /etc/pki/tls/certs/server.csr エンターキー
すると、
—–BEGIN RSA PRIVATE KEY—–
N1gir26eVoRgdIfAlNYPSXx1YTWexVga8cD+IdEcN3hjDziVsa4jIFg3eFD3Bgwz
vST7W/gc870X63+Ec2WDSseBK23bY2xDUl6nOEXTx78uwVfMYoMZOXVq99ow6eSq
cKbqJNJ+XqWBJRiNQ6ba2P7MSAgZllNhTtfCp2QZaf6yc/5TahOC3vmcw7wVQaTM
nw1qehBsk+6x8cIeBkRRO03RWgzw0ETLLdEEbD6uU7jcvImWR8AgfsOphxCzAcJa
QOtaXxkAqQ7AopuJKF0EYWB7bdBTsSwr6VDHEc0W0UnQzkrplaJ9cjEHPdLDqC9E
〜
—–END RSA PRIVATE KEY—–
—–BEGIN RSA PRIVATE KEY—–
から
—–END RSA PRIVATE KEY—–
までをすべてコピーし、メモ帳にでも貼り付けておこう。
とりあえずVPSはここまで。
またStartSSLに戻る。
Certificates Wizardでの設定
Certificates Wizardをクリックする。
Web Server SSL/TLS Certificateを選択。
Skipをクリック。
VPSで確認したserver.csrのコードを貼り付けてcontinueをクリック。
多分マイドメインが選択されていると思うが、確認してcontinueをクリック。
サブドメインの入力。
なんでも良い。
ブログ主はwwwを指定した。
StartSSLはmydomain.comの他に、xxx.mydomain.comのxxxの部分(サブドメイン)までSSL化してくれる。
一つしか指定できないが、なにか指定しなければならないのでwwwとでも入力しておこう。
continueをクリック。
ToolBoxでの設定
しばらくメール待っとけっていう英文が出てくるので、しばし待つと下記のようなメールが届く。
This mail concerns the digital certificate you requested from the StartCom Certification Authority (http://www.startssl.com). Your certificate with serial number 1111111 has been signed and is available at the Control Panel:
https://www.startssl.com/?app=12
Please login to your account and select from the Tool Box tab the section Retrieve Certificate. The pending certificate is marked with a green colored label.
Thank you!
届いたらツールボックスを開く。
Retrieve Certificateをクリック。
www.マイドメイン(Server – Class 1 – 〜)
を選択してcontinue
ここに書いてあるコードが認証済みSSL証明書になる。
これをすべてコピーし、メモ帳に貼り付け。
startssl.crtと言う名前で保存する。
認証済み証明書をVPSにアップロード
ここからまたVPS。
startssl.crtをVPSにアップロードし、ディレクトリ/etc/pki/tls/certs/に移動する。
WebDAVに入れてもいいし、Cyberduckを使うなりしてアップロード。
startssl.crtがあるディレクトリで
[root@ ~]# cp startssl.crt /etc/pki/tls/certs/ エンターキー
certsディレクトリにコピーされた。
中間証明書とルート証明書をダウンロード
SSL証明書があるディレクトリへ移動。
[root@ ~]# cd /etc/pki/tls/certs/ エンターキー
ディレクトリcertsへ移動した。
中間証明書とルート証明書をダウンロードする。
[root@ certs~]# wget https://www.startssl.com/certs/ca.pem エンターキー
[root@ certs~]# wget https://www.startssl.com/certs/sub.class1.server.ca.pem エンターキー
ルート証明書ca.pem、中間証明書sub.class1.server.ca.pemがダウンロードされた。
アクセス権の変更
証明書のアクセス権を変更する。
[root@ certs~]# chmod 400 startssl.crt エンターキー
[root@ certs~]# chmod 400 ca.pem エンターキー
[root@ certs~]# chmod 400 sub.class1.server.ca.pem エンターキー
証明書用にアクセス権が変更された。
Apacheのssl.confの書き換え
最後にApacheにSSL証明書を認識させる。
[root@ ~]# vim /etc/httpd/conf.d/ssl.conf エンターキー
105行目
SSLCertificateFile /etc/pki/tls/certs/server.pem
を
105 SSLCertificateFile /etc/pki/tls/certs/startssl.crt
に書き換え。
121行目
#SSLCertificateChainFile /etc/pki/tls/certs/server-chain.crt
を
SSLCertificateChainFile /etc/pki/tls/certs/sub.class1.server.ca.pem
に書き換え。
#も消すこと。
127行目
#SSLCACertificateFile /etc/pki/tls/certs/ca-bundle.crt
を
SSLCACertificateFile /etc/pki/tls/certs/ca.pem
に書き換え。
#も消す。
:wqで終了。
変更を反映させるため、Apacheを再起動する。
[root@ ~]# service httpd restart エンターキー
きちんと起動すれば認証済み証明書のインストールは完了。
アクセスしてみよう
いつも出る鬱陶しいエラーが出なければ見事に適用されてる。
オレオレ証明書に対応していないアプリでも見事に認識するので、死蔵してたアプリでも試してみよう。
何かミスがあったらコメント下さい。