第二種電気工事士試験を一発合格するには

更新したい内容はあれど、自社に実装したアプリがバグだらけで無駄に仕事を増やし続けているどうも僕です。
ほんまシステム開発なんてストレスでしかないね。
勉強にはなるけど。

第二種電気工事士

第二種電気工事士は古い不動産を買ったとき、コンセントが古いものを新しいものに変えたり、シーリングライトをLEDに変えるために取ってみた。
業者に頼むと万単位でかかる工事が数百円から数千円でできるようになる。
それほど難易度が高くないとはいえ、国家資格だからこれがないとコンセントの変更やシーリングライト、スピーカーの埋め込みなど電気関係の工事はできない。
なかなか便利な資格。

難易度

筆記

国家資格の中ではかなり簡単な部類になると思う。
筆記、実技があり、筆記は1日1時間、1ヶ月も勉強すれば受かる。
とはいえ、勉強しないと受からないくらいの難易度はある。
100点中60点取れば合格。

実技

筆記が通ったら実技試験が2ヶ月後くらいにある。
実技はまず道具が必要。
一式揃え、練習用のケーブルやスイッチ、ランプレセプタクルなどの器具を買い、ひたすら練習をする。
問題は13問あり、最近変更はない。
一つでも欠陥があると不合格であり、かつ不合格でもどこが悪かったのかは公表されない理不尽なシステム。

合格率

筆記試験は大体60%、技能は75%くらい。
割と高め。
とはいえ、一発合格する人は20-30%。
自分は一発で合格したけど、運もある。

費用

受験料

普通に受けると割とかかる。
まず、受験料が9300-9600円。
ネットで申し込むと300円安い。

筆記

勉強用テキストも必要。
1冊2,000円くらい。

実技

とにかくこれがお金がかかる。
まず、実技用に工具セット。

この基本工具でなんとかなるが、自分はこの他に、合格マルチツール、合格クリップ、P958用の電線の長さ計測用メジャーを買った。
この3点セットはめちゃくちゃ役に立った。

  

が、VVFストリッパーも買ったが、P-958で全て間に合ってしまったため、金の無駄だった。
いちいち器具を持ち帰るくらいならP-958で全部こなした方が結果的に早い。

あとは練習用のケーブルとスイッチ類。
自分は念のため2回分買って練習した。

費用的には一発で合格して4-5万くらい。
筆記、実技ともに落ちたら受験費用(約1万)、実技で落ちたら練習用ケーブル類が追加でかかる。
なるべくなら1度で受かりたい。
早く受かれば受かるほどコスパが良い。

費用を抑えるには

テキスト費用の削減

まず、筆記のテキスト費用を削減しよう。
Amazonのkindle unlimitedに入って問題集を読む。
1ヶ月無料で読めるからその間にひたすら勉強して解約すればいい。

過去問題をひたすら繰り返すマラソンをする。
このとき重要なのは、わからなくても何度も繰り返すこと。
人の理解力は立ち止まっても発揮されない。
何度もリトライすることによって培われる。
わからないのは当たり前。
とにかく先に進んで繰り返すことが大事。
習うより慣れろってこと。
1日1時間を1ヶ月しっかりやろう。
同じ問題を何度も何度も繰り返すこと。

技能試験用ケーブル類の削減

自分は2回分買ったが、正直1回分でよかった。
作品を完成させるのも大事だが、のの字曲げやケーブルカットを正確に行うことの方が大事。
使ってしまったケーブル類でカットの練習をする、リングスリーブの圧着接続の練習をする、ランプレセプタクルの接続練習をする、などいくらでもできる。
繰り返し行って正確性をあげる、スピードアップをすることがとにかく重要。
足りなくなったらホームセンターに電線は売ってるので、必要な分だけ買えばいい。

実技はRTA(リアルタイムアタック)

実技は合格率が高く見えるが、筆記よりはるかに難易度が高い。
なぜなら1つの欠陥(ミス)で一発不合格。
かつ、40分で作成から確認まですべてを終わらせなければならない。
合格率が高いのも何度も受験している人がいるからってだけで、一発目の人はそこまで高くない。
しっかり練習して当日精密に作業できるようになっておかなければならない。
自分としてはホーザンの合格3点セットはタイムを著しく改善してくれたので、余裕があるなら是非使った方がいい。

  

合格マルチツール

マルチツールは連用取り付け枠へスイッチを固定するときに普通はマイナスドライバーを使うのだが、力の入れ方が強すぎると壊れてしまう。
その時点で不合格。
だが、マルチツールを使った方が力加減がうまくかけられるため、壊れにくい。
他にもペンチを使わずネジなし管ボックス間の止めネジを捻じ切ることができるし、アウトレットボックスのロックナットを閉めることができる。
ペンチを使って締めるとやりにくくて焦る時があるので、それを緩和できるのもありがたい。
その他にもリングスリーブをまとめやすくする機能など豊富にあり、時間短縮に大いに役に立つ。

合格クリップ

合格クリップは複数の電線をまとめることができるので、リングスリーブで圧着する前に仮止めをすることができる。
リングスリーブで圧着するときに、電線の絶縁部分に触れていても即欠陥になるのだが、何本もあると割とズレる。
それで手で高さを揃えようともたつくと余計に時間を使ってしまう。
それを合格クリップで仮止めするだけで回避することができる。
ただし、クリップを外し忘れると欠陥になるため必ず外す癖をつけよう。

P958用メジャー

これはめちゃくちゃ便利。
合格御三家の中で最もタイムを短縮してくれる便利ツール。
P958の刃に電線を添えるだけで、自分の切りたい長さを測ることができる。
無いと本体横についている定規に合わせ、爪で長さの部分を抑え、刃に持っていって切る、という3アクション必要だが、このメジャーがあると1アクションで切断できる。
圧倒的速さ。
電線をP958で切る回数はかなり多いので、1つ1つの動作を効率化できるから下手したら数分早く作業ができる。

練習でタイム短縮

まず最初に電線カットの練習。
正確に電線をカットしなければ話にならない。
内部の銅線に深く傷をつけてしまうとそれだけで欠陥になる。
P958についている1.6と2.0のカッターを間違えずにカットする練習は試験ギリギリまでしたいところ。
のの字曲げもランプレセプタクルが出てくる問題がほとんどなのでかなり大事。
余ったケーブルで練習すること。

一つ一つの技を練習する

課題をこなすことよりも、ケーブルの外装剥ぎやのの字曲げ、リングスリーブの圧着など、一つ一つの動作を確実にできるように練習しよう。
動作のコツはホーザンの実技試験用YouTubeチャンネルを見て練習すれば精密にこなせるようになる。

電工試験の虎_ホーザン

複線図

複線図

最初に複線図を書く。
書く派と書かない派に分かれるが、自分は必ず書く。
複線図を書く時間は5分程度に過ぎず、一度書いてさえしまえば作成の時にミスが大幅に減る。
筆記試験の勉強にもなるので正確に書けるようにしたい。
特にどこがリングスリーブで差込形コネクタなのか、リングスリーブの大きさ、ケーブルの太さや長さなどをしっかり書き込んでおくと作る時にスムーズに作れる。
ケーブルも接地非接地で色分けして書くとわかりやすい。3色の消せるボールペンを用意しよう。

一発合格もそこまで難しくない

筆記試験も6割取ればいいし、実技も問題数こそお多いものの、一つ一つはそこまで難しくはない。
ただし、完璧に作らないと欠陥になるので、ミスがないように動作の正確性を追求するのが望ましい。
1度-2度タイムを測りながら一通り完成させ、苦手な動作をあぶり出してそこを徹底的に練習しよう。
一度取ってしまえば一生物。
DIYや不動産管理でも万単位でコストダウンしてくれる便利な資格なので、興味があるなら是非受験してみよう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)