自分で自社システムを作った話 その2

ネタも搾り尽くした菜種のように出てこないのでその2。
前回続けて書こうとしたらコロナにかかって寝込んだんだった。

どのようにプログラミングを覚えるか

自分も上手くはないけどどのように独学でプログラミングを覚えていくのかって大事だと思うんだよね。
よくTwitterとかで、スクールに通って今は月収100万越え!なんてツイートしてる詐欺師が跋扈してるけど、別にスクールに通ったからといってバリバリのプログラマにはなれない。
英語学習と同じ。
長い時間と根気、モチベーションが必要。
そもそも何のためにプログラミングを覚えるのか、の目標がないと何もできないと思う。自分の場合。

自分の仕事を見直してみる

プログラミングと相性がいいのが事務仕事。
事務仕事は繰り返し作業が多い。
ひたすら印鑑押し続けたり、同じ文字をいろんなところに書いたり。
例えば、複写式の紙も事業効率化の工夫の一つだよね。
あれと同じように考えれば良い。
あーめんどくせーまじでって業務をプログラミングで工数を減らせれば非常に仕事が早く、正確に終わる。

細かく分解

今でこそPostgreSQLやFirebase、SwiftやPHP、FileMakerなど様々なサービスや言語を使いつつシステムを構築していっているが、最初はすごく簡単なことから始めた。
AをBにコピーして工数を1つ減らす、くらいな。
最初のうちはそのためにプログラミング覚えるくらいなら2回書くわ。って思うほど苦労するけど、作っていると割と面白い。
コピーできた時の達成感が凄すぎる。
英語と違って結果が出やすく、成果をすぐ実感できるのがプログラミングのいいところでもある。
いきなり難しいものを作ろうとしても絶対にできないから、まずものすごく簡単なところから始めてみよう。
そうすることで、いつの間にかステップアップしてる。

iPhoneアプリを作るには

スマホアプリを作りたい!と思ってる人も多いと思うけど、そもそもどんなアプリを作っていいかわからないって人も多いし、何をしたらいいのかもわからないだろうと思う。
Appleは今SwiftUIを使うことを推奨しているので、Appleが提供しているチュートリアルのlandmarksでも作ってみればいい。

SwiftUI Tutorials

英語だけど、DeepLでも使って翻訳すればいい。
これ本当に出来がいいチュートリアル。
少ない工数でそれなりに見た目が綺麗なアプリを簡単に作ることができる。
最初は何やってるのか全くわからなすぎてイラつくだろうけど、1度で理解できるわけがない。
何度も何度も繰り返して右側のプレビューを見て、どのような動きの変化があるか確認する。
be動詞がどういう意味かわからないのに英語が話せないけど、法則性がわかって来ればだんだん意味がわかるようになってくる。
プログラミングも同じ。
法則を理解し、記述していく。

経費の節減にものすごい寄与する

話が脱線したけど、業務効率が跳ね上がるので経費が減る。
よく会社経営者はシステムってお金がかかるから渋ったりするけど、人1人雇わなくて済むようになんて余裕でなるからね。
1人の年間人件費5-600万円前後と計算したらすごい経費浮くなって自分的には思うんだけど、そう思わない人多いんだよね。
ただの金食い虫扱い。
そういうバカな経営者に限ってしょーもない雑用のために簡単に人を雇ったり、非効率な業務が山のようにあったりするのに少しも改善しなかったりする。
会社の経営者や上層部の人間ほどプログラミングを覚えるべきだと自分は思っているし、この概念を理解できない人はこれからの時代会社を経営したりマネジメントを行うのは無理なんじゃないかなと思ってる。

経理のシステムと連動させる

会社の経理のシステムって中小企業だとfreeeとか勘定奉行とか弥生とか使ってる人多いと思うけど、仕訳の入力とか振込作業ってすごくだるいんだよね。
AIが自動で仕分けしてくれます!とか多いけど、せいぜい銀行やカード会社からのデータを吸い上げた時に前と同じような仕訳を適用してくれるってだけだからね。
何度も入力することになるのは変わらないし、基本的に面倒臭い。
請求書を受け取ったら未払金として経理ソフトに仕訳を入力、月一回振込日までに銀行のサイトからPBにログインし、総合振込を選択してポチポチ振込先を選択して金額を入力、振込が終わったらまた経理ソフトに銀行口座からお金を減らして未払金を支払った仕訳入力を行う。
3回同じ金額を打つんだよね。
本当に面倒臭くて、自分でやってみた時にこりゃもう2度とやりたくないと思った。
仕訳の項目は各社ごとに微妙に違うだろうけど、一度決めた仕訳はそれで仕訳しなきゃならないから固定化されるのでプログラミングしやすい。

自動仕訳&振込伝票作成ツールを作った

というわけで、請求書を受け取ったら請求書の金額と会社名を打ち込むと各社ごとに仕訳がされたcsvと全銀フォーマットで振込伝票が自動で作成されるアプリを作った。
これを使えば銀行のサイトにログインして振込伝票を読み込むだけで自動で振込一覧が作成され、会計ソフトから仕訳データをインポートすれば自動で仕訳が入力される。
超便利で楽ちんかつ入力ミスがない。
給与振込も社労士からcsvでデータを受け取ってアプリに読み込ませれば、給与振込伝票が作成されるし給与明細は各従業員のメールアドレスに送信される。
これだけで事務員1人減らせる。
だから経営とプログラミングって親和性高いんと思うんだよね。

雇われる側のスキルとしてもプレゼンしやすい

プログラマーになりたい!と思ってるとして、成果物が一つもない人をまともな会社が雇ってくれるわけないんだよね。
ああ、こいつは他力本願のやつなんだなと思われるだけ。
それならこんなもの作ってみましたって持ってきた人の方が会社は評価してくれるししやすい。
稚拙なものでもいいのよ。
赤ちゃんがいきなり立って歩くことはないんだから。
それを評価しないで鼻で笑うような会社なんて勤めてもいいことない。

最高に効率の良い投資

プログラミングを覚えたおかげで自分の時間がすごく増えた。
多少業務が増えたところで、アプリ化すれば吸収できてしまう。
請求書をポチポチ1から入力して・・・とかやるくらいなら伝票作ったら請求書まで自動で作成される方が楽だしミスが少ない。
覚えるのは大変だけど、できるようになったら最高に便利だし何にでも使える。
興味があったら自分の業務を効率化するためにぜひ覚えてみると良いと思う。
年齢関係ないよ。

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