ターミナルサービス(リモートデスクトップ)でシンクライアント環境を作る(準備編)

リモートデスクトップ(ターミナルサービス)がどんなものかがわかったところで、どう構築していくかを書いていきます。導入はあくまで自己責任で。

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ターミナルサービス(リモートデスクトップ)でシンクライアント環境を作る(はじめに)

RDPクライアントはほぼすべてのOSにある

クライアントはWindowsのほかにMacやLinuxもサポートされているので、クライアントマシンは何でもいい。

古いマシンにLinux入れるだけでもいいくらい。

ちなみにMacでログインするとこのように見える。

(クリックで拡大)

これはウィンドウ表示してるけど、全画面表示にもできて、解像度もクライアントの解像度に合わせてくれる。

非常に便利。

用意するもの

1.サーバー

これが一番大事なのだが、サーバーといっても普通に売ってるPCにWindowsServerインストールすりゃサーバーになる。とはいえ、サーバーとして売られているマシンか、コンシューマー機として普通に売られているものでは堅牢さが全く違う。

ターミナルサービスで使うサーバーは堅牢さが命。壊れたら最悪業務が止まる。

DELLでもHPでもなんでもいいので、きちんとサーバー用として売っているマシンを買おう。

最低でもRAID1ミラーリングは組もう。ミラーリングとは名の通り、2台のハードディスク(HDD)で構成される。

全く同じ情報を2台のHDDに書き込み、片方が壊れても、全く同じHDDがあるため、普通に使える。

壊れたハードディスクは新しいものに入れ替えれば、残ったHDDからコピーされる。

ホットスワップ(電源を入れながらHDD等のパーツやケーブル)機能をつければ、電源を入れたままで交換できる。

が、高い。

四六時中システムを起動していなきゃならない会社ならともかく、小規模な会社は必要ない。

メモリも予算が許す限り積もう。

最低でも8Gはほしい。

インストールの時に注意することは、32ビットバージョンでインストールするのなら、4Gしか認識しない。

64ビットバージョンだとすべて認識する。ソフトが32ビットバージョンしか対応していないなら、Windows2008ServerR2に搭載されているXPモードで動作させよう。

多分動く・・・はず。

保証は出来ない。

無印2008は32ビット版、64ビット版ともにあるが、RC2は64ビット版しかない。

CPUはそれなりに良いものを。接続する人数にも拠るが、沢山の人数が一気に処理を行うとパフォーマンスが落ちる。

カクつくというか。

それでも20万そこそこで買えちゃう。

円高えげつねー。

2台買えるなら2台買うか、予備のHDDは買おう。

タワー型のサーバーにするか、ラックマウントサーバーにするかでも違う。タワー型のサーバーは、でかいデスクトップという感じだが、ラックマウントサーバーは、

こういう形をした物で、

LINK

このようなサーバーラックにサーバーをねじ止めする形になる。

鍵をかけて固定しておけば、でかすぎて盗まれることもないし、ルーターなどもこの中に入れて管理しておけば、セキュリティの向上につながる。

そんなでかい物を置く場所がないとか、盗まれない場所があるのであればタワー型でもいい。

自分にあったマシンを選ぼう。

2.Windows2008Server

今の最新はR2

2008ServerはVistaベース。

Windows Server 2008 R2は7ベース。

うちで使っているのは2008Serverなので、それをベースに進めていくが、かうならWindowsXP互換モードを搭載しているRC2がいいと思う。

サーバー買ったときにプリインストールしてもらっておけば面倒くさくない。

ただし、32ビットOSがいい場合は無印2008一択。R2は64ビットバージョンしかない。

3.クライアントアクセスライセンス(CAL)

CALのほかにRDS CALもいる。

えげつないMSにお布施しよう。

端末数分か、ユーザー数分だけ必要。無印Windows2008Serverはそうだった。

4.端末

ガラクタPCでも、Macでも、専用端末でもなんでもいい。

うちは専用端末を使っているが、ボロPCでもWindowsさえ乗っていれば、リモートデスクトップ接続というプログラムが搭載されているので、それを使えばクライアントになる。

うちはt5325 Thin Clientを使っているが、小さいし余計な機能が全く乗ってなくて使いやすい。

当然PCモニタも必要なので、安物でいいから揃えよう。

5.LANケーブルとHUB

サーバーとはLANケーブルで接続する。

無線で接続してもいいが、最低でもWPA2で接続すること!WEPだとだだ漏れだと思っていい。

社内システムで無線LANを使うのは、セキュリティのことも考えるとあまりオススメしない。

LANケーブルをしっかり這わせよう。

6.ソフトウェア、プリンタドライバ

Officeなど、インストールするソフトウェアを用意する。

無印2008ならVistaに対応していればほぼインストールできる。

RC2なら7に対応していればほぼインストールできる。

プリンタドライバも64ビット版も今は殆ど用意されているが、古いプリンタはわからないので、メーカーのサイトでしっかり確認しよう。

注意すべき点

ソフトが対応しているか確認すること。

買ったは良いものの、デバイスドライバがなくてプリンタや周辺機器が使えないなんてなったら大変。

入念に下調べしよう。

企業用のハードウェアからのシステム構築は石橋を叩いて渡る位じゃないと駄目。

バックアップや復旧体制を考えておかないと泣く羽目になる。

プリンタのリプレースも視野に入れ、システムの構築をしていこう。

ITの仕事というのは結構泥臭い。

次回は実際インストールするところから。

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